乳酸菌は古来より人にとって極めて有用な微生物であり、現在もあらゆる食品に利用されています。特に、乳発酵性の乳酸桿菌のラクトバチルスや多形性桿菌のビフィズス菌はよく知られていますが、意外と知られていないのが乳酸球菌です。
乳酸菌はビフィドバクテリウムのビフィズス菌を加えると13属に分類されますが、乳酸球菌は、そのうちの9属を占めます。エンテロコッカス(エンテロ=腸、コッカス=球菌)フェカリス(=腸の内容物)FK-23株は、それらの乳酸球菌のなかでも若い健康なヒトの腸管由来の菌として注目されています。
特に、ヒトの生体機能の維持には、神経・内分泌系・免疫系が連携して機能しています。従ってこれら3つの系をコントロールすることは生活習慣病を予防する上で極めて重要でした。しかし、近年、腸管免疫に関する研究が進み腸管自体が、消化器系であると共に、ヒトにとって最も重要な免疫臓器であることが理解されるようになってきました。
生活習慣病を予防する上で3つの系、即ち免疫・神経・内分泌系をコントロールすることが重要ではありますが、神経・内分泌系はコントロールが困難であるのに対し、免疫は、腸管免疫を活用すればある程度コントロールすることができると考えられています。
そのひとつの方法としてヒトの腸管由来のエンテロコッカス・フェカリスFK-23株を加熱殺菌し、乾燥させ、死菌体にしたものを多くの研究機関で研究し、これまでに5つの特許を取得、44の学会で発表されてました。
乳酸菌の機能として第一に挙げられるのは整腸作用でり、特定保健用食品にもこの関連の商品がすでに多くの品目が認可されており、今後もその数は増えていくと予想されます。
”生きたまま腸に届く”のキャッチフレーズは整腸作用イコール生きている乳酸菌(生菌)との関係を表現していますが、逆に考えると生きていなければ効果がないと考えられがちです。
ところが、最近、乳酸球菌であるエンテロコッカス・フェカリスFK-23株の死菌体が整腸作用をはじめ、生体機能の調整に関与していることが明らかになってきました。
このようにFK-23は大きな可能性をもった安心して摂取することのできる乳酸菌なのです。